式本番当日です!
アメリカの結婚式は午後大体夕方に式を挙げて、その後ディナーを囲んでのレセプション(披露宴)となります。もちろん、朝に式を挙げたっていつだっていいんですが、夜に披露宴が一般的。パターンとして最後にはディスコ(古い?)状態になって、夜中までエンドレスで踊り続けます。客は日本のように宴に終わりがあって全員退場で、引き出物をもらって帰るというのではなく、とにかくエンドレスなので、なんとなく少しずつ客が一組、また一組、と消えていくという形。最初はびっくりしました。しかし、これはあくまでも一番よくあるパターンなので、別に本人たちが2時間で終わり!としたければ、それでも全然構いません。こちらは本人たちが作る結婚式という感じなので、実に色々クリエイティブ。なんでもアリです。ですからそれぞれに趣向を凝らしたウエディングで、今度はどんなウエディングなんだろうと毎回楽しみです。
今まで出席したウエディングの中でも今回のは特別素晴らしかった!お金かかってるんだろうなー、と下世話な想像をしてしまいましたが、それほど色々と工夫してあって、豪華で、会場も湖のすぐ前でサンセットの中で愛を誓うという時間帯、ととにかくすごかったのです。それもこれもイベント・コーディネータをしている妹さんがお姉さんのためにと手がけた一世一代のウエディングですから、当然なのかもしれません。
ウエディング・パーティーと呼ばれる主役たち(新郎・新婦はもちろん、両親、ブライドメイド、グルームズマンたち、そしてフラワーガールとリング・ベアラー)は写真撮影があるため5時に会場入り。モデルのようにパシャパシャと写真を撮られます。その他親戚など招待客たちもその後続々会場入り。家族たちは会場作りを手伝います。そうです!アメリカは花や食器を並べたりなど以外は全部自分たちで会場作りします。椅子にリボンをしたり、席にWedding Favor(引き出物)を並べたり、メッセージボードを立てたり、と凝れば凝るほど準備がとても大変です。Wedding Favorは日本のようにAs you likeなんて形式や食器や何やかにやのような高いものではなく、二人の名前の入ったチョコレートなどのような簡単なものが多いのですが、ここがまたそのカップルの「腕の見せ所」でもあり、少しでもこのウエディングが心に残るものになるように、または、二人に縁のあるものだったり、と色々です。これまで面白かったものは、
1.新郎が新婦にプロポーズした場所を、版画家である新郎のお父さんが版画にしてそれをカードに印刷したもの
2.日本の南部風鈴に英語にした小林一茶の俳句を小さなカードに書いてそれをぶらさげたもの
3.新婦が日本でだるまを買って片目を塗ったとき、いつか理想の男性に会って結婚してみせる!と願をかけ、願いが叶ったのでもう片方をみんなの前で塗って見せたので、みんなにもダルマさんのキーホルダー
などでした。今回は、ミュージシャンである新郎が選んだこの結婚式で流れる曲全てを収めたCDでした。もちろんCDジャケットには二人の名前、式の日付、場所、感謝のメッセージなどが印刷されていました。ビートルズなどおなじみの曲がたくさん入っているのでうちでは今でも時々聴いています。
さて、週の初め雪が降ったレイクタホ。ここで夕方6時から始まる式。しかも外!とあって、皆、寒いぞ〜っ!と思っておりました。なので、新婦側も毛布を全員分買ってリボンをつけ、式の間膝におかけください、とメッセージをつけて準備万端整えていたのに、結局半袖でもいいほど暖かくかわいそうな毛布たちは誰にも使ってもらえませんでした。そしてお客さんたちへのお土産になりました。
式が始まり、私は2列目に座って長男Sの晴れ姿を見るはずでした。ところが!
ぐすっぐすっぐすっ、うわ〜〜〜〜〜ん!!
キター!!次男Mが疲れて泣き出したのです。それもそのはず。6時ということはテキサス時間で8時。もうお風呂の時間です。つまり眠くなってきたんです。もう即効で退場し、あとはMをよしよししながら式を後ろから遠く眺めるというありさま。とにかく神聖な場面ですから一言も大声を出してもらっては困るのです。実はこういうの、3回目です。一度目は義理の祖父のお葬式、2回目は義理の弟夫婦の結婚式。どちらも長男Sが泣いたり、ふざけて大声を出したり、とジッとしていないので、結局私が一緒に退場することになります。おかげでうっとりするような誓いの場面とか全く見逃してます!!
でも、今回は退場とはいっても外の結婚式だったので、後ろからちょうどバージンロードに入っていくSをがんばって!と励ますことができました。見てください!晴れ姿!
親ばかですがとてもハンサムでジェントルマンに見えました
フラワーガールのベティちゃんと一緒に、恥ずかしそうに下を向いて入場していきましたが、立派にお勤めは果たしました。
その後式は湖の向こうの山々に沈み行く美しい夕日を見ながら進行していきました。とてもロマンチック。
披露宴が始まり、オードブルが運ばれてきました。子供の席には退屈しないようクレヨンと小学校教師である新婦が作ったアクティビティ・ブック(塗り絵やクイズ、お絵かき遊びなど)、お菓子などがおいてあって至れりつくせり。
オードブルが終わると新婦のお父さんがご挨拶。挨拶する親は必ず誰と決まっているわけではないようで、これまで新郎がわだけ、新婦がわだけ、両方の親、両方の両親、と色々でした。普通ジョークを交えた楽しいスピーチ、でも、感動のスピーチです。今回のお父さんは実はワシントンDCで政府高官のスピーチ原稿を作る人なんです。たまーに、ニュースに移る高官の後ろに立っていたりする人です。だからスピーチの内容がとても期待できました。新婦の小さかったころの思い出や、どんなに新郎と家族になることができて嬉しいかと面白おかしくそして感動的に語ってくれました。
ところでネムネムのMはなんとか少し食べたものの、もう我慢できずぐっすりご就寝。運ばれてきたメインのなんとおいしいこと!!あんなおいしい牛フィレは食べたことがありませんでした。デザートのあたりになると、今度はSがネムネム。カップルの生い立ち紹介スライドショウが終わったあたりでこちらもスイッチが切れて眠ってしまいました。床に毛布を引いてネンネ。
すると生バンドの演奏が始まりました。Mが「むむぅー、なあに〜?」とでもいうかのように眠い目をこすりこすりぼんやりと起きました。待ってましたー!とばかりにジジババが交代で抱っこしてダンスの輪の中へ。きっとMは起きたばっかりで「ここはどこ?私は誰?」状態でガンガンの音楽とダンスに連れて行かれ混乱していたことでしょう。しかし眠くて頭が半分しかおきていないような顔をしていました。Sはどんなにバンドがガンガン演奏していても深い眠りの中。すごいやつ。
そして、夜も暮れて、10時ごろ私たち一家も会場をあとにしました。子供の服を着替えさせたり、etc.と、結局私たちが別荘で眠りについたのは12時でした。(テキサスタイムで2時よ!)アメリカの結婚式は夜型なので疲れますが、とても豪華でステキだったので、今回は良しとしましょう!息子の晴れ姿も見られたしね!